速水林業の歴史

速水林業は江戸時代の1790年から三重県海山町で林業を開始しました。

当時の紀州藩は、植出権といって、植林すればその林を自分のものにできる政策をとっていたため、尾鷲地域で人工林が広がっていきました。尾鷲は江戸と直結した産地だったため、江戸の町が繁栄するにしたがって、伐り出された木材が船に載せられて大量に江戸へと運ばれ、尾鷲ヒノキは優れた木材として知られるようになりました。

速水林業は現在も創業当時と変わらず、当地に適した樹木であるヒノキを生産の主体とし、時代とともに変化する社会情勢のなかで、地域の森林を構成する重要な森林を受け継いでいます。

環境配慮型の森林経営は前経営者の速水勉が始めたもので、以降常に速水林業の各施業は環境的配慮を実行してきました。ヒノキやスギ以外の広葉樹の低木や下草を生やし、表面土壌の流失を防ぐことで土壌を維持しています。そして、間伐を欠かさずに日の光を入れて、明るい林を造ることで、生物の多様性を確保できると考えています。

2000年2月、速水林業のこうした環境配慮型の森林経営は、国際的機関であるFSC(森林管理協議会)の認証を国内で初めて取得しています。

ikurinko.gif
(解説) 幾世代にわたり関わり合ってきた森林は、
天地自然の恵みと多くの人の協力の中で
永遠の緑を保ち続けていくでしょう。

速水勉